キャンドルナイトの裏側取材(3)世代間交流メッセージリレー!子供たちへのお返事を書いてもらおう/まちのナースステーション八千代

今年で9回目を迎えるNPO法人わっかの主催イベント「やちよのキャンドルナイト」。市内の団体や幼稚園・学校の子供たちに紙袋に絵を描いてもらい、当日はその中にキャンドルを入れて灯します。

さらに、去年から始まったのが「世代間交流メッセージリレー」。学校や学童保育所(放課後学級)で紙袋の表面を子供たちに描いてもらい、それを地域の高齢者にとどけ、今度は裏面におじいちゃん、おばあちゃんからのお返事を書いてもらう取り組みです。

コロナ渦で直接の交流がまだまだ難しい昨今。今回は、お返事を書かれるということで、介護施設「むすんでひらいて」と地域交流スペース「まちこカフェ」にお邪魔してきました。クスッとおもしろいやりとりや、ほっこりするお返事はどのように書かれているのかな…?

まちのナースステーション八千代
訪問看護、看護小規模多機能型居宅介護=(看多機:かんたき※)などを行う。
また、地域のみなさんが気軽に集える場として毎週水曜日に「まちこカフェ」を実施。気軽な相談から宿泊まで、地域に根ざした看護・介護拠点となっている。

※看多機:「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせたサービスで、「通い」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」などを提供する。(厚生労働省HPより)

おしゃべりから悩み相談まで「まちこカフェ」

まずお伺いしたのは、八千代中央駅ちかくの一軒家。ここでは毎週水曜日10時から、地域のどなたでも参加できる
お話スペース「まちこカフェ」が開かれています。

入り口にはマスコットの豚さんが

この日は実習中の看護学生さんと、お近くにお住まいの方が3名いらっしゃいました。まず、既に別の場所でお返事の書かれている紙袋を眺めてみます。


「将来の夢はなんでしたか、それは叶いましたか?だって」
「しっかりした字を書いているね」
「ピクミンってなあに、だって…なあに、それ」

ピクミンは植物のキャラクターで…と話が弾みながら、今度は実際にお返事を書いてみます!

書きながらも、ご自身が子供の頃は戦時中で、クリスマスなんてなかったこと。
こういう楽しい文化があってとてもうらやましいことなど、お話してくださいました。

また、字を書くのが難しい方が一生懸命書いた1文字を、看護学生さんが絵付けしてくれました。みなさま、ありがとうございます!!

おうちにいるような気持ちで過ごせる「むすんでひらいて」


次に、徒歩1分の「むすんでひらいて」に向かいます。

ドアを開けると明るい陽が差し込むお部屋で、職員の方と利用者さんがクリスマスツリーの飾り付けをされていました。この飾りはどこに付ける?バランスはどう?キラキラしてやっぱりいいわね。そんな会話が聞こえます。

既に何枚か紙袋を書かれている利用者の方に、今日はこちらの紙袋へのお返事をお願いしました。

この絵はなんだろう?お姉ちゃんかな。これは、この子の名前かな。
子供たちも、こんなに絵をじっくり見てもらうことってあまりないかもしれません。毛筆の達筆でお返事を書いていらっしゃいました。


紙袋はキャンドルナイト当日、灯りとして飾られます。幻想的なあかりと共に、世代間交流メッセージリレーのやりとりもぜひたのしみに見に来てくださいね。

やちよのキャンドルナイト
https://www.facebook.com/events/4669152863148806?ref=newsfeed
2021年12月26日(日) 15:00-19:00
やちよ農業交流センター(八千代市島田2076)




An baton