地域デザインプログラム第3回「もっともっと地域を知ろう!」開催レポート



2021年7月に4回に渡り、わっかは「地域デザインプログラム」という講座を開催しています。このプログラムは「やりたい事」や「興味のある事」がある方と、地域ですでに活動している方をつなぐ場。地域と関わる人材育成プログラムとして、全4回のワークショップを行っています。


今回はその第3回「もっともっと地域を知ろう(2021年7月17日)」より内容の一部をご紹介します。※なお、プログラム終了後の2021年8月より講座動画を一般公開しますので楽しみにお待ちくださいね。→公開しました!こちらから

今回ご登壇いただくのは、八千代市で様々な活動をされている6団体の皆様。第1回、第2回の参加者から寄せられたご質問を踏まえ、活動紹介と参加方法についてご説明いただきました。
※ご登壇者様のご所属は2021年7月現在のものです。

1)「里山むつみ隊」隊長:佐藤孝之さん

八千代の自然を次世代に


里山むつみ隊は、むつみの森(島田谷津)を拠点とする市民活動団体。「八千代の自然を次世代に」をモットーに、里山の保全や中学生への里山整備体験学習など、教育・学習の場としての森を通じて、自然に親しみ森への理解を深める活動に取り組まれています。

(佐藤さん)「安全第一、楽しく活動できること、地域の住民と仲良く活動できることに気を付けて活動中です。里山を学びの場として、市内の学校や子どもと関わりながら、里山の重要性をアピールするとともに、一緒に活動してもらえる人材を求めています。」

イベントの参加や活動のお手伝いなど、小さなお子様から大人まで年齢を問わずご参加いただけるとのことです。ご興味のある方はWebサイトを覗いてみてくださいね。

お問い合わせ先・参加方法
里山むつみ隊の紹介Webサイト
http://genki365.net/gnky/mypage/index.php?gid=G0000181


2)八千代自然と環境を考える会 代表:藤原由紀子さん

残そう! 八千代の里山・谷津田の自然 子どもたちに自然の感動を


八千代自然と環境を考える会は、八千代市保品を拠点とする市民活動団体。1992年に発足し、なんと今年で29年目。在来野草の保護活動、谷津田のお米作りや自然に親しむ観察会など、身近な環境を調べ地域の自然に親しむ活動に取り組まれています。

(藤原さん)「八千代自然と環境を考える会の皆さんと出会って、保育士として子どもたちと交流させていただいていました。高齢化により会の存続が危ういと聞き、八千代の素晴らしい自然を子どもたちに残し、体験させたいと思って、仲間と一緒にこの会を引き継ごうと決めました」

「新規入会者は常に募集中です。参加資格や年齢は不問。会員になるとイベントの企画など能動的に活動ができますが、非会員としてイベントに参加することも可能です。ぜひ見学していただいて、納得した上でご参加いただければと思います」

お問い合わせ先・参加方法
TEL: 080-3781-3322(藤原さん)
E-mail: y.hoshina.1992@gmail.com
紹介Webサイトhttp://genki365.net/gnky/mypage/index.php?gid=G0000027
年会費: 1000円(個人・団体とも)
郵便振替口座: 00130-5-159879(口座名称: 八千代自然と環境を考える会)


3)特定非営利活動法人 八千代市民プレーパークの会 
理事長: 藤原由紀子さん/事務局: 小林奈津代さん

子どもが「遊び」を作る場。自分の責任で自由に遊ぶ

八千代市民プレーパークの会は、ガキ大将の森を拠点とするNPO法人。「プレーパークを通して子どもが心身ともに元気に育つことに寄与したい」との思いで活動をされています。火起こしやモンキーロープなど、大人も子どももわくわくするようなイベントを開催し、八千代のあそび場を盛り上げています。


(小林さん)「世の中では怪我や事故による責任追及の声が大きくなり、公園でさえ禁止事項が増えて、子どもたちから挑戦の機会が奪われています。今どもが主役のプレーパークでは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、子どもたちがやってみたいことにどんどん挑戦できるように環境づくりをしています。」

(小林さん)「子育てを一人で抱え込まない。いろんな人に見てもらえる関係作りができ、子どもの居場所であると同時に、大人の居場所にもなります」

会員は随時募集中。参加条件はなく、どなたでもご参加いただけます。ただし、新型コロナウイルスの影響による人数制限のためイベントの参加は会員制としており、会員外の方は空きがある場合のみ申込みにより参加可能とのことです。

お問い合わせ先・参加方法
活動場所: 八千代市ガキ大将の森キャンプ場(MAP)
活動日時: 毎月第2、第4土曜日(変動あり)ミーティング月に1回(土曜か日曜)
年会費: 1000円(プレーパーク参加時には別途参加費 1回100円~500円)facebook: https://www.facebook.com/yatiyosiminpurepa/


4)NPO法人子どもネット八千代 理事長: 越後久美子さん

子育て中の親子の「子育て・子育ち」を応援しています

子どもネット八千代は、勝田台北1丁目を拠点とするNPO法人。2020年で創立30周年となります。「さまざまな文化体験を通して人とかかわりながら心豊かに育つ地域社会を子どもとともにつくること」を目指し、活動されています。「みる!あそぶ!つながる!」をキーワードに企画されたコンサートやキャンプ、サークル活動など様々な企画に、会員は自由に参加することができます。

(越後さん)「子どもネット八千代は、何かをやってみたいときに、何かをやることができる情報やスキルを持っている人がいますので、夢を実現することができると思います。」

いつでもだれでも入会可能。親子でも、子ども一人でも、子どもがいない大人でも参加でき、実行委員会に参加することで運営に携わることもできます。

お問い合わせ先・参加方法
入会金500円/会費1000円(4歳以上)
NPO法人子どもネット八千代 HP http://konet.ciao.jp/
LINE https://page.line.me/196nsjpk?openQrModal=true

子どもネット八千代さんはたくさんのSNSを展開されています。ご自身のよく使うツールから覗いてみてくださいね。


5)八千代市社会福祉協議会 ボランティアセンター ボランティアコーディネーター: 鈴木亜矢子さん

地域福祉をみなさまとすすめる民間福祉団体です

八千代市社会福祉協議会・ボランティアセンターは、ボランティアの登録・活動紹介、活動要請、講座の開催やボランティア保険の加入窓口など、ボランティアに関わる幅広い活動をされています。

(鈴木さん)「社会福祉協議会のボランティアセンターの事業は本当に幅広く、個人的に社協=福祉の何でも屋と考えています。福祉教育出前講座(学校に出向いて行う福祉教育講座)は、学校の生徒だけではなく地域の方々と団体がつながる非常に大切なツールではないかと考えています。」

(鈴木さん)「ボランティア活動は無償というイメージが強いですが、世界的には無償ではないものも増えています。住民参加型有償サービスゆいのわ八千代は、制度ではまかなえないちょっとした困りごとを30分500円で支援する支えあいサービスです。」

ボランティアの参加者だけでなく、運営側として参加することも可能。「ボランティアに興味がある」「福祉教育がしたい」など、幅広くご対応が可能とのこと。HPで最新の活動情報を発信中。

お問い合わせ先・参加方法
八千代市社会福祉協議会 HP: http://yachiyosyakyo.jp/
facebook: https://www.facebook.com/yachiyoshakyo/


6)WAcKA 代表: 梶原誠さん

WAcKAは、アップサイクルに取り組む団体。アップサイクルとは、一度価値を失い捨てられる運命にあったものに新しい魂を吹き込み、元の価値より高めて再び活用することだそうです。

新品なのに廃棄されてしまうTシャツを回収、福祉作業所の方々と協力し手芸糸「Tシャツヤーン」に変えて販売するというビジネスモデルを構築されました。また、このTシャツヤーンを用いたワークショップを通じて「モノ、ヒト、コト、バショ」を繋ぎ共感の輪を広げる取り組みをされています。

(梶原さん)「ワークショップを通じて、単に編み物を楽しむというツールを用いて環境問題への理解を深めていただく、消費の在り方・生活の在り方も改善していただくということを目的としています。」

買い物は投票。消費選択で世の中は変わっていくということを、私たちの活動を通じて伝えていければと思っています。」

(梶原さん)「WAcKAの理想は、一つの円卓を囲んでそれぞれの課題をテーブルにのっけて解決していくという感じ。編み物は最初の輪がとても大切ですが、最初の一歩って非常に大切。人に理解されなくても踏み出すことが大事だと表現しています」

参加資格はなく、見学、ワークショップの参加、ボランティアサポートとしての参加が可能。ワークショップはお子様も参加OK。ボランティアサポートは小さなお子様は難しいですが、中学生くらいからの若い方も大歓迎で、どんどん仕掛ける側に参加してほしいとのこと。

お問い合わせ先・参加方法
WAcKA HP: https://wacka.jp/


ぜひ積極的にお問い合わせしてみてくださいね

今回は新型コロナウイルス感染症を考慮してオンラインの開催となりましたが、地域で活動されている皆様の生き生きとしたお話をお伺いでき、より具体的に活動のイメージをつかむことができるプログラムとなりました。


すべての団体の皆さんから「少しでも興味を持っていただけたのであれば、気軽に問い合わせてほしい」との声をいただいています。各団体様のHPやSNSを通して、ぜひ積極的にお問い合わせいただければと思います。
※直接問い合わせることが難しい場合は、NPO法人わっかにお問い合わせいただくことも可能ですのでお声がけください!

NPO法人わっか お問い合わせ先
HPお問い合わせ: https://wacca-with.org/contact-2/


文・写真 NPO法人わっか運営補助 下山早紀

レポートvol.2はこちらから。

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